色あせたシングル材の外壁にガルテクトを重ね貼り
2022.07.13 (Wed)
M様邸 施工データ
工事内容 | 屋根カバー工法 |
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メーカー・商品 | ガルテクト |
お客様のご要望
今回は「ベランダ下の外壁のシングル材が色あせてきたから葺き替えてほしい」とご依頼いただきました。
担当者より
ご依頼いただいたM様邸には表側と裏側にそれぞれベランダがありその下の外壁がシングル材で葺かれていました。表はほとんど傾斜がありませんでしたが、裏はやや傾斜がありました。
両方の外壁には赤茶色のシングル材が使用されていましたが、色あせており、全体的にみすぼらしい印象になっていました。
シングル材はアスファルトシングルとも呼ばれ、ガラス繊維の機材にアスファルトをしみこませた後、彩色した細かい石を焼き付けた屋根材の一種です。
耐用年数20~30年程度なので、築30年を超えるM様邸のシングル材も劣化していて当然といえます。
シングル材は劣化すると、今回のように表面の彩色石が剥がれて色あせてくるほか、ひどい場合は中の繊維が見えてくることもあります。
劣化したシングル材は葺き替えするとコストがかさむ
M様からは最初「カラーベストにしてほしい。」とご依頼いただきましたが、既存シングル材の上からガルテクトを張る重ね貼りの方が時間もかからず、お安く施工できるのでこちらの方法をご提案させていただきました。
シングル材は接着剤で固定するためなかなか剥がれず、うまくいけば半日ほどで全てめくることができますが、サンダーなどの機器を使用する大掛かりな工事になることもあります。
捲るだけでなく新しい屋根材を張る時間もかかりますので、葺き替えとなるとどうしてもコストが高くなってしまいます。
M様宅の場合も、建物の表と裏両方のシングル材をすべて剥がし新しいカラーベストに張り替えるよりも、重ね貼りの方が適していると判断いたしました。
シングル材の下地はほとんど傷んでおらず、ガルテクトを取り付ける金具をビスで取り付けることが出来ました。
外壁の重ね貼りの工程
①防水シート貼り
②ガルテクトを施工
③軒先の水切りの取り付け
④ケラバの取り付け
⑤角の金具の取り付け
⑥笠木の取り換え
ベランダの笠木の下地が腐っていた
工事の途中に、笠木をめくると、木の下地が腐っている事に気づきました。M様にお伺いすると、やはり雨漏りしていたとのことでした。
ベランダの防水立ち上がりがほとんどなく、浸水しやすい状態でした。
水切りを入れた後、コーキングし古い下地を取り除いた後、コンパネを設置し笠木を取り付けました。
今回の外壁工事のポイント
今回施工したベランダ下の外壁は、近隣の方や通行人の目に触れる箇所になります。今回M様からも、色あせを気にされてご依頼いただきました。
せっかくのリフォームの機会ですので、ご満足いただきたいと思い、ガルテクトの寸法を細かく測って、左右均等になるようにカットしてから配置するなど、見栄えが良くなるよう工夫しました。
M様にも「キレイになったわ~!ありがとう!」と喜んでいただきました。
シングル材の外壁の劣化が気になっているけれど、大掛かりな工事はちょっと嫌だなとお考えの方は是非お気軽に弊社にご相談くださいませ。