劣化したカラーベスト屋根をカバー工法で安くきれいに 寝屋川市
2022.07.13 (Wed)
寝屋川市 施工データ
工事内容 | 屋根カバー工法 |
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メーカー・商品 | ガルテクト |
お客様のご要望
今回は、ペンキ屋さんから、カラーベスト屋根の家だけど、カバー工法でガルテクトを葺いてほしいという依頼があり、依頼通りに屋根工事をさせていただきました。
担当者より
この屋根は、天窓が付いていましたが、雨漏りはありませんでした。
カバー工法にした理由
カラーベストは塗装さえすれば、劣化の進行度合いにより30年ほどは葺き替えを行わずに済ませられます。
ただし、15年前後で塗装を行うことが必要です。
逆に塗装をせずに放置しすぎると、塗膜がなくなってきて、カラーベストの素材がむき出しになります。そして、むき出しになったカラーベストは乾燥したサックサク状態になり水をはじかなくなります。
そうなったカラーベストは、塗膜がある状態よりも劣化が更に早く進むため、屋根自体がダメになっていきます。
そしてある程度、劣化が進行したカラーベストは脆くなってくるため、その上から塗装をしてもすぐに塗装がダメになってしまい、長持ちしないので葺き替えをするかカバー工法で別の屋根を取り付けるのかが必要になります。
15年というのはあくまでも目安です。紫外線の強い場所であれば、もっと早くに劣化します。また、湿気の多い地域や、雨の多い地域など、場所によって進行度合いは変わります。
今回は上記の通り、カラーベスト屋根の劣化が進んでいたため、カバー工法でガルテクトを葺かせていただく方が、塗装を行うよりも後々お金がかからなくて経済的だという判断から、ペンキ屋さんが雅工房に依頼をしていただいたということでした。
カバー工法でガルテクトにした際のメリット
今回カバー工法にしたことによって、お客様が得られる具体的なメリットは3つありました。
- カラーベストの産業廃棄物処理の費用が掛からない
- 工期が短くなった
- カラーベストよりもガルテクトの方が断熱性が高い
”1”と”2”により、まず屋根工事にかかる費用が安くなったこと、”3”により生活をしやすくなったことがあげられます。
カラーベストは、産業廃棄物になるため、廃棄するにも費用がかかります。その分の費用はお客様にご負担いただく必要があります。
また、1枚ずつカラーベストを撤去する場合、その分の時間がどうしても必要になり、工期が少し長めになるので、その分の人件費がかかってしまいます。
カバー工法にすることで、結果的に、産業廃棄物処理がなくなり、工期も短くなるので、その分、屋根工事費自体が安くなります。
ただ、どんな屋根でもカバー工法ができるわけではなく、屋根がしっかりと取り付けられる下地がある屋根でないとカバー工法はできません。
その際の判断は、必ず屋根工事の専門家にご相談いただくことをおすすめいたします。
ガルテクトのカバー工法の工程
①既存屋根の古い棟を撤去
↓
②ゴムアスファルトシート張り
↓
③ケラバなどに水切りなどの役物の取り付け
↓
④ガルテクト貼り
↓
⑤新しい棟の取り付け
カバー工法なら安く屋根を新しくできる可能性がある
今回は表面が劣化し塗装をしても長持ちしないカラーベスト屋根をカバー工法でガルテクトにしました。
カバー工法を選ぶことにより、葺き替えよりも工期や廃棄費用などのコストを抑え、断熱効果も得られるようになりました。
カラーベスト屋根は定期的に塗装などのメンテナンスを行なうことが好ましいですが、気づいた時に劣化が進んでしまっていた場合、屋根全体の工事が必要になります。
もしカラーベスト屋根の劣化が気になり始めたら、既存屋根の状況に応じて最適な方法をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。