何度も雨漏りしていた瓦棒葺き屋根50㎡をカバー工法で修理 島本町
2022.07.01 (Fri)
島本町S様邸 施工データ
工事内容 | 屋根カバー工法 |
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メーカー・商品 | ガルバリウム鋼板 |
お客様のご要望
ご依頼主であるS様にお話を伺うと、以前から雨漏りにお悩みで、何度も屋根にペンキを塗るなどの対策を試みていたそうですが、なかなか改善しなかったとのことでした。
担当者より
今回は島本町で雨漏りにお悩みだった木造住宅の瓦棒葺きの金属屋根をカバー工法で修理した事例です。
瓦棒葺きの屋根の劣化状況
S様がお住まいの木造住宅は築50年で、屋根は瓦棒葺きの金属屋根でした。
屋根の状態を確認しますと、白い塗装の表面の所々が剥がれ錆ができていました。
ペンキで補修された跡も見られました。
また棟の換気が必要な部分にコーキングが施されており、これが原因で通気性が悪くなっていたために、棟木が腐ってきていました。
よく見ると、塗装の施工もいいものではなかったようで、見る限りでは下地をしっかりとせずに塗り足しを行い、塗膜が厚くなりすぎていたので割れが発生していたのではないかと感じる箇所もありました。
やっぱり、雨漏りは塗装で防げるものでもなく、コーキングもただの応急処置なので、家を長持ちさせるためにも雨漏りはどこが原因なのかを調査し、原因に見合った対処をする必要がありますね。
予算内で施工可能なカバー工法での修理をご提案
屋根は下地が傷んでブヨブヨに感じる状態になっていたので、本来は葺き替え工事をする事が望ましい状態でしたが、Y様としては予算上厳しいと悩んでおられました。
何より、「あと10年持てばいい。」と考えておられたようで、予算内でできる工事を考え、カバー工法による屋根工事を提案させていただきました。
既存屋根をそのまま残し、上に新しい屋根を被せるのがカバー工法ですが、屋根下地自体はそのままなので、根本的な解決にはなりません。
ただお客様は、これがいいということで、カバー工法による屋根工事を進めさせていただきました。
今回のカバー工法は立平葺きを選択しましたが、理由は既存屋根にカバー工法をする際の相性が良いこと、また工期を短くできるために、費用を下げることができるためです。
また、その他にも気にされていた破損した雨樋の割れ替えと波板の張り替えも行ないました。
立平葺きのカバー工法の手順
1.既存水切り撤去
2.下地材敷き
3.ルーフィング敷き
4.水切り取付け(谷・軒先)
5.ガルバリウム鋼板立平葺き
6.棟の水切り取付け
7.雨樋の割れ替え
8.波板の張替え
複雑な形の屋根の細部までしっかりと施工して雨漏り対策
S様邸の屋根は複雑に組み合わさっており、棟も谷も多く、特に谷は直線ではなく途中で傾斜や方向が変わっている部分があり、形状に合わせるように工夫して施工を行ないました。
今回のように複雑な屋根の場合、水切りを製作する板金加工に時間がかかります。ただ、その割には費用をおさえることができたかと思います。
実は、工事の終盤、台風が来ましたが、雨漏りすることがなくS様は喜んでおられました。
大阪で屋根からの止まらない雨漏りでお困りでしたら、ぜひ一度、屋根工事専門の雅工房にご相談ください。