工場・倉庫の熱中症対策&電気代削減には遮熱シートが効果的!
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2025.04.16 (Wed) 更新
皆さま、こんにちは!
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また「すぐに駆け付けられる体制」を作っていますので、何でもお気軽にご相談くださいませ。
こんにちは!受付事務の吉田です。いつも雅工房のブログをご覧くださりありがとうございます!お客様にお役に立てる情報を随時更新中です。
今回もどうぞよろしくお願いします!
最近では20℃を超える日も出てきましたね。
あっと言う間に本格的な暑さの到来です。
今回は、工場や倉庫の暑さ対策でお悩みの方へ向けて
おすすめの遮熱シートのご案内です。

工場や倉庫はなぜ暑い?
工場や倉庫の内部が暑くなりやすい原因はいくつかありますが、
そのひとつに、屋根の性質があります。
多くの工場や倉庫で使われているのが、折板屋根(せっぱんやね)と言われる
波型をした金属屋根です。

折板屋根の特徴
折板屋根には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
<メリット>
- 金属製で軽量。構造物への負担も少なく施工が容易。
- 耐候性が高く、風雨に強い。
- 板の重なっている部分は密閉されているため、雨水の侵入を防ぎやすい。
- 汚れが付きにくく、メンテナンスが簡単。
- 長寿命のため、メンテナンスコストを抑えやすい。
<デメリット>
- 金属製のため熱を吸収しやすい。夏は熱くなり、冬は冷えやすい。
- 防音性が低いため、雨や風の音が響きやすい。
- 温度差によって結露ができやすい。適切な換気や断熱が必要。
- 腐食の可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要。
金属製で軽量、風雨に強く施工も簡単であるということから、
折板屋根は、商業施設や工場・倉庫などで多く採用されていますが、
熱を吸収しやすい屋根材のため、夏場の室内は高温になりやすいのです。
工場や倉庫の暑さ対策
折板屋根の熱を下げる

屋根は、太陽からの熱(輻射熱)を直接受けるため、
夏場は非常に高温になります。
特に折板屋根は、金属製のために熱を吸収しやすく、
真夏の屋根の表面温度は、60℃~70℃という熱さに、、
その熱が屋根を通して室内に伝わり、最終的に人体へと伝わります。
室内の暑さは、従業員の体調不良や熱中症を招く恐れがありますから、
暑さ対策は必須ですね。
室内の暑さ対策として、屋根自体の熱を下げることはとても効果的です。
屋根の熱を下げる方法には、次のようなものがあります。
<遮熱塗装>

屋根を遮熱塗料で塗装することで、太陽熱(輻射熱)を反射し、
室内へ熱が侵入するのを防ぎます。
遮熱塗料には、アクリルやウレタンなどの合成樹脂が含まれていますが、
主成分によって耐用年数が異なります。
シリコン系やフッ素系の塗料など、耐用年数が長めのものを選ぶと
メンテナンスの回数も少なくて済みますね。
<屋根散水>

屋根にスプリンクラーを設置し、屋根に水を撒くことで
屋根の温度を下げます。
庭や道に水をまき涼を得る、日本の伝統的な風習の打ち水と同じですね。
<遮熱シート>

屋根の上、または屋根の下に遮熱シートを貼ることで
太陽の光を反射し、熱の侵入を防ぎます。
住宅においては、屋根材の下に敷きます。
<換気ファン>

引用:GOLD WIND
天井や壁に換気ファンを設置し、室内の熱気を排出します。
室内全体に風がいきわたることで、結露防止にもなります。
また、空気を循環させることで湿度が下がり、
製品や機械の防カビや防サビにも有効です。
雅工房の一番のおススメは「遮熱シート」です!
遮熱シートがおススメな理由
●太陽光には断熱よりも遮熱がいい
太陽からの熱を輻射熱といい、輻射熱は断熱だけでは防ぐことができません。
そのため、暑さ対策には建物に断熱を施すだけでは不十分であり、
遮熱をプラスすることによりWの効果が得られます。
遮熱シートに含まれるアルミの純度が高いほど、遮熱効果が高まります。
●施工が簡単で効果が均一
遮熱シートは施工が簡単なため、作業者の技術に左右されません。
遮熱塗装の場合は、塗りムラも発生しやすいため、
場所によっては効果にばらつきが出てしまいます。
遮熱シートの場合は、端まできっちり貼れるので、
効果が均一で隅々まで遮熱が行き届きます。
雅工房では、折板屋根の上に直接遮熱シートを貼るスカイ工法※を
行っております。

※スカイ工法
輻射熱の反射に優れたアルミ箔を使用した高性能の
遮熱シート「スカイシート」を取り付ける工法。
㈱ライフテックの特許工法であり、雅工房は代理店です。

●遮熱効果が抜群
真夏の折板屋根は、なんと60℃を超えるほどの高温となります。
スカイ工法を施工した屋根では、25℃くらいまで下がり
素足でも歩けるほどに!
屋根の温度を下げることで、室内の温度も下がり、
夏の室内温度はマイナス約11℃という実験報告もあります。
室内温度が低くなることで、冷房費も削減することができますね。

折板屋根の模型にスカイ工法を施した実験では、
鉄板付近の温度が
何もしていないもの→56℃
遮熱塗装→38℃
スカイ工法→26℃
という結果でした。
遮熱塗装と比べても、より効果的なことが分かりますね。
私も実際に触れてみましたが、スカイ工法を施したものは
少しヒンヤリと感じるほどで、その差に驚きました。。
●光熱費の削減
上記のように、遮熱シートを施した屋根は
室内へ熱が侵入するのを防いでくれます。
そのため、室内の温度も大幅に下がり、冷房費の削減に繋がります。
また冬場は、暖かい空気を外に逃さないため、
暖房費を減らすことができます。
下記は、遮熱シートを導入した製パン工場の
電気量の削減効果を表したものです。
電気代が大幅に減少しているだけでなく、
CO2削減効果もあることが分かりますね^^
【導入実例】

引用:㈱ライフテック
●雨漏り防止効果
屋根の上に遮熱シートを貼ることで、屋根材やジョイント部分を
覆うことができます。
そのため、雨水の侵入を防ぐことができ、雨漏り防止対策や金属の
腐食防止にも効果的です。
まとめ
多くの工場や倉庫が使用している折板屋根は、
金属屋根の特徴により熱を吸収しやすいため、
真夏は非常に高温となります。
屋根の熱を遮断することで室内の温度を下げることができるため、
屋根に遮熱を施すことは、暑さ対策にとても効果的です。
遮熱シートは、作業者の技量に頼らなくても効果が均一で
施工も簡単です。
また、雨漏りを防ぐ効果もあるため、
一度の施工で熱対策と雨漏り対策が実現できます!
熱対策を施すことで、従業員の健康を守り、
電気代も大幅に削減できます。
是非今年の夏は、熱対策と節電を叶えるために、
遮熱シートをご検討くださいませ。
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