現場ブログ|雅工房|高槻市・島本町・向日市・長岡京市の屋根工事・防災・雨漏りならおまかせ

MENU
雅工房|高槻市・島本町・向日市・長岡京市の屋根工事・防災・雨漏りならおまかせ 雅工房

大阪・京都現地調査無料!

0120-70-1162

  • 受付10:00~17:00
  • (定休日:年末年始、日曜、祝日)
  • 屋根工事の相談がしたい ショールーム来店予約
  • 屋根工事の費用を知りたい 見積依頼

現場ブログSTAFF BLOG

HOME / 現場ブログ / 昭和初期の瓦屋根は早めに対策を!屋根の軽量化で地震に備えよう

昭和初期の瓦屋根は早めに対策を!屋根の軽量化で地震に備えよう

 

皆さん、こんにちは

高槻市、島本町、向日市、長岡京市、大阪、地域密着の屋根工事・屋根修理・雨漏り修理専門店の雅工房です。弊社は『小さな工事でも我が家のつもりで心を込めて取り組む』ことをモットーにしており、5年・10年と無料点検を行うなどアフターフォローには自信があります。
また「すぐに駆け付けられる体制」を作っていますので、何でもお気軽にご相談くださいませ。

 

 

こんにちは!受付事務の吉田です。いつも雅工房のブログをご覧くださりありがとうございます!皆様のお役に立てる情報を随時更新中です。
今回もどうぞよろしくお願いします!

 

 

日本は地震大国ということもあり、地震に対する意識は比較的高いのではないかと思います。
自然災害に備えて建物の耐震性を高めることは、居住者の安全を守るために欠かせません。
中でも屋根の軽量化は地震対策の一環として非常に有効です。
今回は、耐震を意識した屋根リフォームについてのお話です。

 

 

軽量化の重要性

 

南海トラフの発生率

南海トラフ地震臨時情報として、令和7年1月13日に気象庁は下記の発表を行いました。

南海トラフ沿いの大規模地震(マグニチュード8から9クラス)は、
「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70~80%であり、
昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に約80年が経過していることから
切迫性の高い状態です。
このため、いつ地震が発生してもおかしくないことに留意し、
日頃から地震への備えを確実に実施しておくことが重要です。

 

なぜ屋根は軽い方が良いのか?

屋根は建物の上部に位置し、地震時には揺れの影響を受けやすい部分です。
重い屋根材を使用していると、建物全体の重心が高くなることで不安定さが増し、揺れも大きくなります。
軽量な屋根材を選ぶことで、建物の重心を下げ、地震時の揺れに対する耐性を向上させることができるのです。


その他、軽い屋根材を使用することで、次のようなメリットがあります。

  • 建物の構造負担の軽減
    軽い屋根材を使用することで、建物全体の構造負担が軽減されます。
    重い屋根に対応できる強度の基礎や柱の設計は必要なくなりますから、
    その分簡素化され建設コストの削減につながります。
  • 工期の短縮
    軽量な屋根材は取り扱いや施工が容易です。
    施工時の労力が減り、工期の短縮が可能です。
    工期が短くなれば、その分の費用も削減できます。
  • エネルギー効率の向上
    軽量な屋根材は、断熱性や反射性に優れたものが多いため、
    エネルギー効率を向上させることができます。
    これにより、冷暖房のコストを削減し、快適な室内環境を維持することが可能です。
  • 耐久性の向上
    軽量な屋根材は、耐久性に優れたものが多く出ています。
    腐食や劣化に強い素材も多いため、メンテナンスの回数を減らすことが可能です。
  • デザインが豊富
    軽量の屋根材は様々なデザインや色が豊富なため、
    家の雰囲気やお好みに合わせて外観を美しく仕上げることが可能です。

    軽量な屋根材は、耐震性だけではなく、現代のライフスタイルに見合った
    様々なメリットがあります。


特に古い瓦屋根の家は早めの対策を!

昭和初期に建てられた家では、土葺き工法※というものが主流でした。
瓦の下に土を敷き詰めて瓦を固定するもので、土の重さで地震や強風によるズレを防ぎます。
また土には断熱効果があり、現代の断熱材の役目も果たしています。

※土葺き工法は湿式工法や従来工法と呼ばれることもあります。

土葺き工法のデメリット
土葺き工法では、大量の土を使うことで屋根が重くなるため、
それに耐えられる強度の柱や梁などの構造でなければ、
地震の揺れに対してとても不安定になります。

また経年劣化により、雨に浸食されることで土が流れ出す恐れがあり、
土の粘度が低下すると瓦が滑り、落下しやすくなります。
当時の工法では、瓦を固定する基準が今よりも低かったのもあり、
台風によって瓦がズレ、飛ばされてしまうこともしばしばありました。

葺き替えのために古い瓦をめくっていくと、瓦の下から土が出てきます。

 土を集めて袋につめていきます。かなりの量になります。


この大量の土と瓦が乗っかりますから、
それに耐えられるほどの建物の強度が必要になります。
土台がしっかりしていないと、地震による強い揺れに耐えられずに倒壊してしまうのですね、、

 

土葺き工法から引っ掛け桟工法へ

土葺き工法は、関東大震災(1923年)で多くの家屋が倒壊したことをきっかけに、
急激に減少しました。
その代わりに、ごく少量の土で瓦を設置することができる
引っ掛け桟工法(乾式工法)が主流となりました。
しかしながら、いまだ土葺き工法による家も多く残っており、
耐震の面からも早急の対策が重要です。

引っ掛け桟工法(乾式工法)では、
大量の土を使わないことで屋根の重量を大幅に軽減することができます。
また、工期も短く、コストも抑えられます。

瓦の下に土を入れる代わりに桟木を打ちます。

桟木に瓦を引っ掛けて釘を打ち固定します。

 

 

瓦屋根の葺き替えでおすすめの軽量屋根材

瓦屋根の葺き替えで屋根を軽くしたいとお考えの方には、次のような屋根材がおすすめです。
金属屋根
ガルバリウム鋼板※は、非常に軽量で耐久性が高く、地震にも強い特性があります。
2024年現在では、瓦やスレート屋根を抜いて一番のシェアを誇っています。
耐用年数も約25年~40年と長く、その分メンテナンスの回数も少なくて済みます。
非常に軽量のため、既存の屋根の上に設置するカバー工法にも人気の屋根材です。

※ガルバリウム鋼板:アルミニウムと亜鉛の合金でメッキされた鋼板

 

 

屋根材:ガルテクト

引用:アイジー工業

 

屋根材:シルキーG2

引用:福泉工業

 

スレート屋根
戸建て住宅に使われているのは、セメントが主成分で薄い板状に加工した
化粧スレートというものです。
軽量で安価、カラーバリエーションも豊富で、街中でもよく見かける屋根材です。
近年のスレート屋根は耐久性も向上し、耐用年数も約20~30年と長寿命になっています。
スレート屋根が傷んでくると、この上から金属屋根を重ねる
「カバー工法」がよく行われています。

 

参考記事→ カバー工法のメリットを徹底解説

 

屋根材:コロニアルクァッド

 

瓦の趣を残したい方にはROOGA(ルーガ)がおススメ!

ROOGAは瓦の重厚感をそのままに、重量を約1/2に軽量化。
しかも、強い衝撃にも割れにくい。軽さと強さと美しさを兼ね備えた、
自然災害に強い瓦です。

 

【ROOGA鉄平】

 重厚感、高級感、ランダムさ。自然石の風合いを忠実に再現。

 

【ROOGA雅】

 モダンな和の上質感を生む、曲線と直線の絶妙なハーモニー。

 

 引用:Kmew

 

軽量な屋根材は、カバー工法にも最適ですが、瓦屋根はカバー工法ができません。

参考記事瓦屋根の葺き替えの流れ

 

 

これらの屋根は軽さだけではなく、断熱性や耐久性、防音性など、それぞれに優れた特徴があります。
どの部分を重視するかも屋根材選びのポイントにしてくださいね!

 

耐震は屋根だけの問題ではありません

屋根材を軽量なものに替えることは、耐震に対してとても有効です。
特に古い瓦屋根を使用している家は、巨大地震で倒壊してしまう恐れもあり、
早急に対策を取っていただきたいなと思います。
その一方で、屋根だけでなく、建物自体の耐震についても考えていく必要があります。
換気や水回りの清掃、シロアリ予防を意識したり、また建物内部の木材や外壁などの
定期的なメンテナンスを加えることで劣化を防ぐことができます。
さらに必要であれば、壁の補強や基礎部分の強化などを行い、
自然災害に備えておくと安心ですね。

 

地震や台風などの自然災害に強い屋根にリフォームしましょう!

 

耐震リフォームには補助金がもらえる場合がある

耐震を目的とした住宅のリフォームに関しては、
自治体によって補助金がもらえるケースもあります。
是非お住まいの自治体をチェックしてみてください。

 

参考記事【補助金】を利用して屋根リフォームするための7ステップ

      瓦屋根葺き替えの流れ

 

まとめ

地震の多い日本では、日頃から防災に対する意識が大切です。
昭和初期に建てられた住宅は、土を使って設置された瓦屋根が多くあり、
現在では、屋根の重さ、建物の強度の面では耐震にかなり不安があります。
是非、お早めに屋根の軽量化を含めた対策をとることをおすすめします。

地震に強い住宅というのは、屋根の軽量化だけではなく、
建物自体の骨組みや壁、地盤の強度なども重要です。
あくまで全体のバランスを見ながら耐震改修を行ってくださいね。
自治体によっては、補助金が使用できる場合もありますので、
各自治体のホームページをご確認くださいませ。

 

 

ページトップへ戻る


雅工房の施工事例はコチラ

雅工房Instagram

ご来店予約

診断無料

0120-70-1162 受付 10:00~17:00 (定休日: 年末年始、日曜、祝日) お電話でのご依頼もお気軽にどうぞ

無料診断依頼
メールフォーム

屋根工事のお役立ち情報

無料屋根診断 現金負担0円のリフォーム お客様の声

採用情報

スタッフ・職人紹介