年末の大掃除。雨樋のチェックも忘れずに!
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2024.12.05 (Thu) 更新
皆さん、こんにちは!
高槻市、島本町、向日市、長岡京市地域密着の屋根工事・屋根修理・雨漏り修理専門店の雅工房です。弊社は『小さな工事でも我が家のつもりで心を込めて取り組む』ことをモットーにしており、5年・10年と無料点検を行うなどアフターフォローには自信があります。また「すぐに駆け付けられる体制」を作っていますので、何でもお気軽にご相談くださいませ。
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今回もどうぞよろしくお願いします!
雨樋の役割
雨樋は、屋根に降った雨を一箇所に集めて、地上や下水に排水する装置です。雨による住宅への被害を防ぐ役割があります。雨を集めて適切に処理することで、雨漏りを防ぎ、外壁や建物の基礎、土台を保護します。
雨樋の名称
- 軒樋:屋根に沿うかたちで横へと伸びている細長い部分です。屋根から流れ落ちる雨を受け止めて、そこから集水器へと流れ、たて樋へと落ちていきます。
- たて樋:縦方向へ伸びるパイプ状の部分です。多くの場合、地中の排水設備に直結しています。
- 集水器:軒樋から流れてきた雨水を一箇所に集めます。
- 止まり:軒樋の先端に設置されています。雨水をせき止めて、集水器へと排水を促します。
雨樋の不具合
雨樋の詰まり
雨樋も、定期的な点検やメンテナンスをしていなければ詰まってしまうことがあります。詰まりの原因には次のようなものがあげられます。
特に大雨や台風の後などはゴミも溜まりやすいので、こまめにチェックするようにしましょう。
雨樋の老朽化
時間が経てば、ひび割れや穴が開くこともあります。金属製の雨樋であれば錆びてしまいます。また、耐用年数は約20年前後と言われており、長い時間紫外線を浴びることで歪みが発生したり、耐久性が弱まるなどの経年劣化も起こります。老朽化は避けては通れないものですよね。
雨樋の歪み、破損
雨樋は自然災害に強くないため、台風や積雪の影響で変形する場合もあります。また、何らかの強い衝撃が加わることで、ひび割れや破損してしまうこともあるでしょう。
雨樋の詰まりや劣化を放置すると起きること
雨漏り
雨樋が詰まっていると、雨水が溜まり溢れ出すことがあります。これにより屋根部分から雨が入り込み雨漏りが発生する場合があります。また屋根だけではなく、外壁にひびが入っているなど不具合がある場合も、外壁から雨が入り込むことで雨漏りが生じることがあります。
外壁や基礎の汚れ、劣化
雨水が外壁を伝っていくことになるため、汚れやカビ、劣化の原因になります。泥水がはねるとかなり汚れが目立ちますね…それがもしも隣家までかかってしまったら大変です。また外壁だけではなく基礎にも影響します。基礎部分に水が溜まると、土壌が緩み、沈下やひび割れのリスクもあります。
シロアリの発生
シロアリは湿気が大好物。建物の基礎部分に雨が溜まり湿地状態になるとシロアリが発生しやすくなります。建物の木材の腐敗が進んでいる証拠でもあります。
雨音が大きくなる
「そう言えば、最近急に雨音が大きくなった…」と感じるようでしたら、雨樋に不具合があるかもしれません。雨水が雨樋を通って正常に流れずに直接地面に落ちている可能性があるからです。
バシャバシャ聞こえるようなら要注意ですね!
修理コストがかさむ
上記のことを放置し続ければ、雨樋の修理程度では済まなくなります。屋根の葺き替えや外壁の補修、シロアリ駆除など、さらに大きなコストがかかってしまうかもしれません。
自力で掃除をする場合
掃除道具と手順
①雨樋に詰まっている落ち葉やゴミを取り除く。
②集水器にもゴミが溜まっていないか確認する。
③ホースで集水器から水を流す。
④水がうまく流れない場合は、パイプクリーナーを使用する。
掃除の際に、雨樋に破損や変形がないかも確認してね!
注意点
・脚立を使う場合は2人以上で作業する。
・2階以上は高所で危険なため業者に依頼する。
・破損の恐れがあるので無理に動かさない。
専門業者に依頼するメリット
定期的な点検や掃除については自分でもできますが、雨樋に不具合がある場合や、2階以上の高所の場合は業者に依頼しましょう。特に高所作業は落下事故の恐れがありますので注意が必要です。業者にお願いすることで、安心安全でお任せできる上に専門家ならではの視点で点検をしてくれますよ!雨樋にひび割れや劣化がないかもプロの目で確認してもらえるでしょう。
参考記事→業者を選ぶ 丁寧な診断報告書・屋根調査で選ぶ
雨樋修理には火災保険の適用も可能
雨樋の修理では、火災保険が適用できる場合があります。風や雪、雹(ひょう)などの自然災害により雨樋が壊れて修理が必要になった場合には、保険会社が修理費用を負担してくれるというものです。
例えば、積雪により雨樋が破損してしまった場合には修理費用が支払われます。
これはあくまでも『自然災害』での適用なので、元々雨樋が老朽化していた場合などには当てはまりません。保険各社によっても補償内容が異なりますので、一度加入している火災保険をご確認くださいませ。
参考記事→ 台風による急な雨漏りでSOS
まとめ
普段はつい忘れがちな雨樋の点検とメンテナンスですが、放置すると雨漏りや建物の劣化に繋がることがあります。さらに建材が腐食したり、シロアリが発生しまうと高額なリフォーム代がかかる恐れもあります。思わぬ出費を避けるためにも、できれば年に2回は点検とメンテナンスをしましょう!
目安としては梅雨前と秋頃がおススメです。特にこれからの季節は、落ち葉が溜まりやすいのでお掃除に最適です。たかが雨樋と思わずに、定期的な点検とメンテナンスを心掛けたいですね。
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