意外と知らない人が多い?!屋根裏の換気はOK?
屋根リフォーム・屋根修理業者選び屋根リフォーム・屋根修理現場ブログスタッフブログ
2024.11.25 (Mon) 更新
みなさん、こんにちは(^^)/
高槻市、島本町、向日市、長岡京市地域密着の屋根工事・屋根修理・雨漏り修理専門店の雅工房です。弊社は『小さな工事でも我が家のつもりで心を込めて取り組む』ことをモットーにしており、5年・10年と無料点検を行うなどアフターフォローには自信があります。また「すぐに駆け付けられる体制」を作っていますので、何でもお気軽にご相談くださいませ。
こんにちは!受付事務の吉田です。いつも雅工房のブログをご覧くださりありがとうございます!お客様にお役に立てる情報を随時更新中です。
今回もどうぞよろしくお願いします!
屋根裏の換気の必要性
カビ、腐食の原因
天井や壁のカビや木材の腐食、雨漏りなどが起こる原因はいくつか挙げられます。屋根に損傷や亀裂などの不具合がある場合や雨樋の詰まりなどもそうですね。断熱材に問題がある場合も考えられます。もうひとつ、あまり知られていませんが、実は「屋根裏の換気」が関係している場合があるんです!
特に冬は、暖房で暖められた空気が屋根に向かい上昇していきます。冷たい外気との温度差により結露が起こることで、カビの発生や木材の腐食の原因にもなります。結露を防ぐためにも、屋根裏の換気をすることはとても重要なのです。
屋根裏の換気とは?
屋根裏の換気というとイメージが沸かないかもしれませんが、キッチンを思い浮かべてみてください。キッチンには天井付近に換気扇が設置されていて、熱や煙、臭いなどを外へ逃していますよね。また調理中に発生する水蒸気や湿気を排出することで、キッチンの湿度を適切に保っています。湿気がこもるとカビや腐敗の原因になるためです。
同じように、屋根裏や天井裏に湿気がこもることで、カビや建物劣化の原因になることがあります。
室内の湿気や熱気は屋根の方へと上昇していきます。室内の換気は十分でも、屋根裏にたまってしまった湿気は逃げ場を失い結露となってしまうのです。それらを防ぐためにも屋根裏の換気はとても大切なんですね。
住宅の換気方法
一般的な換気方法
住宅において一般的に知られている換気方法は「軒天換気」ではないでしょうか?これは軒下に設けられた換気口から外気の取入れを行うものです。また壁などに付けられる「妻換気」があります。
屋根の換気棟(かんきむね)
換気棟とは、屋根の頂部に設置される換気装置の一種です。軒先に設けた換気口から外気を取り入れて、屋根裏や天井裏にこもった湿気や熱気を換気棟から排出します。換気棟は、特に住宅や商業施設の屋根において重要な役割を果たします。先程の軒天換気などに比べると、「換気棟」はまだまだ知られておらず、実際に取り入れているお家もさほど多くはありません。
換気棟のメリット
1. 湿気の排出: 屋根裏や天井裏にたまった湿気を外部に排出することで、結露の発生を防ぎ、カビや建物の腐敗を抑えます。
2. 温度調整: 夏場の高温時に屋根裏の温度を下げることで、冷房効率を向上させ、室内環境を快適に保ち、省エネに繋がります。
3. 空気の流れの確保: 屋根裏の空気を新鮮な外気と入れ替える役割を果たします。これにより、空気の循環が促進され、屋根裏の空気質が改善されます。
4. 建物の寿命延長: 適切な換気により、屋根や構造材の劣化を防ぎ、建物の寿命を延ばすことができます。
5. 防火対策:屋根裏にたまった熱や煙を排出することで、火災時の危険を軽減する効果もあります。
積雪があった日の屋根の様子
換気棟の周りには雪が積もっていません。空気の排出が適切に行われているからですね。
換気棟があまり知られていないワケ
今回、換気棟を初めて知ったという人も多いと思います。何故、換気棟があまり普及していないのか?それは施工技術の難しさにあります。そもそも屋根のてっぺんに穴を開けるので、リスクとしては雨漏りの心配があるでしょう。そのため、弊社のような熟練職人を持つ専門業者でなければ施工が難しく、取り扱えないリフォーム会社もあるためです。メリットの多い換気棟ですから、適切な業者に依頼して是非取り入れていただきたいです。
換気棟設置施工例
雨仕舞(あまじまい)とは、雨水をどう防ぐか?ということに加えて、どのように雨水の通り道を設けて雨樋や地面などに受け流すかというところまでを含みます。
雨水が建物内に入ることなく、スムーズに外に流れ落ちるように施工するんですね!
換気棟設置の費用
●3~4万円程度
※施工費は屋根材によっても若干異なります。
換気棟は、様々な屋根材に対応できます。一般的な屋根をはじめ、複雑な形状の屋根や瓦屋根にも設置が可能です。適切な位置やサイズを選定することが重要です。
最新住宅は特にご注意を!
近年の住宅は、「気密性」「断熱性」を重視しています。その分、結露を引き起こしやすい環境になっているのです。空気の循環を良くし結露の発生を防ぐためにも、屋根裏には十分な換気が必要となります。熱は上に昇る性質がありますから、軒先の換気だけではなく、屋根のてっぺんにも換気設備を置くことはとても有効なんですよね。換気棟は、特に高温多湿な地域や、屋根裏の利用がある建物においてその効果が大いに発揮されます。
まとめ
住宅にとって、湿気や熱気は大敵です。住宅の空気の流れを良くし、室内環境を快適に保ってくれる屋根の換気棟。屋根に換気装置を設けることで、湿気を排出し結露を防ぐことができます。結露によるカビや木材の腐食も抑え、室内の温度調整をしてくれるので、冬も夏も快適にお過ごしいただけます。
屋根に穴を開ける施工方法のため、雨漏りの不安から換気棟の設置を迷われている人もいるかもしれません。弊社のような経験豊富な屋根専門業者にお任せいただければ、しっかりと雨対策も行いますので雨漏りの心配はありません。軒天換気や妻換気と組み合わせることでその効果が発揮されますよ!
是非、この機会に屋根の換気棟についてもご検討くださいませ!
「屋根のことを教えて欲しい!」 「屋根工事の費用が知りたい」」など
⇓